戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道 / 筒井清忠

戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道 (中公新書)

戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道 (中公新書)

 「軍部の言論統制で日本は戦争に突入した」っていうのが作り話だというのは知っていた。日比谷焼打事件に始まる新聞の煽動とそれを望んでいた大多数の国民がいたわけで。
 この本ではその間をつなぐいろんな事件を紹介している。今話題の金子文子の事件も出てくる。
 要するに民主主義ってのは難しいってこと。