2024年に43年ぶりに大分市民になったわけだが、1年ちょっとたって大分市で話されている大分弁の変化にいくつか気がついた。
「よる」「ちょる」の撥音化
瀬戸内海エリアの特徴である「よる」と「ちょる」の使い分け。日本語にはないといわれる進行形と完了形。
- 雨が降っちょる→It have rained.
- 雨が降りよる→It is raining.
山口県、広島県、岡山県、愛媛県、香川県、徳島県、和歌山県で聞いたことがある。
で、変化というのは、大分市では大抵の人が「よん」「ちょん」というようになっているということ。特定の人がわざと崩して言っているのかとも思ったが、気をつけて観察してみてもほとんどの人が撥音になっている。先日の佐賀関の火災の被災者の方のインタビューを見ていたら見かけ60歳前後が境目のようで、それより上の人はおおむね「よる」「ちょる」だった。
ただ全部ではなく、そのあと「ん」がつく場合は「る」のままのようだ。「しちょるん?」とかの場合。ただイントネーションで「しちょん?」という人もいるようだ。
「終止形と連体形はウ段」という日本語文法の基幹に反する変化で、興味深い。
同様に「ごたる」も「ごたん」になっているのを少し観察したが、そもそも「ごたる」が消えつつあるような感もある。
一方USA市のファミリーレストランで観察した範囲では、「ん」への変化は起きてなさそうだった。
汽車の電車化
上京してすぐの頃、鉄道のことを「汽車」と読んで埼玉のやつに笑われたが、今はみな「電車」というようになっている。電化されていない久大線、豊肥線でも電車と呼ぶ。しかも以前のような先頭アクセントではなくフラットアクセント。東京のテレビ局、許すまじ。