VESA非対応のディスプレイを無理やりマウントする

 これまで座椅子に座った状態でディスプレイを右前方(かつては左前方)において作業していた。在宅勤務では会社から持ち帰ったPCに自宅のディスプレイ(ASUSの23インチVX239H)をつないていた。
 これがテーブルの上に置くと見上げるような感じになって首が疲れる。じゃあスタンドを使えばええやんと思って調べるとVESAという規格があるらしい。ディスプレイの裏を見ると取り付けネジ穴がない。なんてこった。
 でも規格としてはシンプルなものなので、自分でマウントできそう。まずは検索。

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 なるほど、ブラインドナットを取り付けるわけか。どのあたりにつけようかなと思ってリアパネルを観察すると、ああ、平面ちゃうやん。この方のやりかたそのままコピーするのはなんとなく不安。
 さらに検索。こんな商品もある。ベース部分のリプレースで、位置を下げることはできないのでパス。

 さらにこんなのも。3Dプリンタで作成して、脚を取り払ったところに取り付けると。すばらしい発想。
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 しかし、3Dプリンタ持っていないし、手近なプリントサービスはない。木の板を切って同じようなものを作ることを考えたけど、取付部の幅が狭く、しかもネジ穴が縦にほぼ真っすぐ並ぶのでどうしても左右にぐらぐらしそう。

 とりあえずまずはスタンドを調達。

 いろいろ考えたけど、とりあえず開けてみることにする。自動車の内装剥がしの要領だけど、最初の一発までは緊張する。

 足の取り外し後。やはり不安定そう。

 穴あけ。スケールは並行を出すため。VESAの規格はM4らしいが、M5が入る穴だったので5mmの穴を開けた。最初平行に気を取られすぎてセンターがでていなくて開け直し。開け直しても穴が重ならないほど派手にずれていた。

 途中いろいろとやったけど、結論だけ。まずは内側から。

 ステンレスのプレートを当てて、トラスネジを内側から。おそらくこの周囲の円筒がパネル側のツラなので、これ以下の高さにするためにはトラスネジの必要があった。
 ほぼVESA100mmのサイズの細い盛り上がりがある(実測102mm平方)。

 外側はナット。

 横から見た図。左半分は反射。

 曲面対応で5mm穴のグロメットを挟んでみた。
 締め込み度合いが難しいところだが、程々のところで安定した。ゴムが劣化してくると増し締めが必要になるかもしれない。

 このあと元に戻してひとまず完了。と、書いていて中のコネクタをつないでいないのに気がついた。4本線だったのでたぶんスピーカーで、このディスプレイのスピーカーは使っていないので次に開けるときまで放置。

 位置はここまで下げることができた。構造上はもっと下げることもできるが、調整スイッチ(赤外線方式?)が底面にあるので少し開けておかないと不便になる。結果この程度に。

 組み立てている時に、スタンドのプレートの辺とクランプの並行がでていないことに気がついた。接合部はカシメ。修正不能の不良品かと思ったが、力を入れたら動いた。
 このスタンド、突き出しが大きめ(その分可動域が大きい)で、机の上が狭くなりすぎる。上下の調整範囲のことばかり気にかけていて、そこまで気が回らなかった。もう1個買ったんよね。明らかに早まった。