うらやましい孤独死 / 森田 洋之

 相変わらずの森田節。COVID-19の対応を見ていても、日本医師会はいまだに強烈な政治力を持っていて、御霊信仰も利用しながら、開業医の利益になるようにいろんな制度が作られているんだなと感じる。高齢者について見れば、大量投薬、入院、胃瘻とかを続けて、なんとか死なせないような医療が行われている。
 明示はしていないけど、孤独死には孤立死と独居死があるとの指摘。森田さんは地域との交流のある独居死をうらやましいと言っている。
 20代後半のパソコン通信の時代から、もっぱら交友は共通の趣味・興味を持った人との間で、地域のコミュニティには属していなかったけど、人生のこれからの行く末がどうなるのか、一抹の不安も出てくる。そういうコミュニケーションがなかった時代の先人の時代とは違うコミュニティもあるのかもしれんと思いつつ。