やっとで読了。kindle版。「古代倭王の正体」に「日本書紀の7割は朝鮮半島の話」とか書いてあって、まずは読んでおくべき本だろうなと思ったもんで。
- 天皇家だけでなくヤマト王権の諸豪族も神話の神々にルーツをもつことになっている。連合政権というのがよくわかる。
- 仲哀天皇、かわいそう。
- 雄略天皇や武烈天皇の記述って易姓革命の影響あるよな。
- 蘇我家が稲目の時に唐突に出てくる。
- 朝鮮半島の話は確かに多いが、7割もない。印象的には2割くらいか。
- レイプ事件多すぎ。
- 蝦夷といえども朝貢・饗応の関係にあった部族も多い。
- 種子島は異界扱いだった。
- 琉球の話は出てこない。
- 阿倍比羅夫は蝦夷の後白村江の戦いにも参加していた。
- 白村江の戦いの後も新羅からの朝貢は続いていた。ただし「手みやげを持ってきた使者」程度かもしれない。
- 中大兄皇子の皇太子時代長すぎ。謀反の疑いかけすぎ。
- 蘇我倉山田石川麻呂は謀反の疑いを掛けられて死んだ。
- 新羅の使者が突然中国風の名前(=今の朝鮮民族的な名前)になる。ただし揺れ戻しあり。
- いいことがあったことよりもいいことがありそうな兆しがあることの方を喜んでいるって。日本人の占い好きは当時からなんか。
訳には微妙にバイアスがあるような気がするが、たとえあっても大きな流れの中では大した話ではないだろう。
- 作者: 宮澤 豊穂
- 出版社/メーカー: ほおずき書籍
- 発売日: 2014/06/16
- メディア: Kindle版
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