第三次世界大戦はもう始まっている / エマニュエル・トッド

 ロシアのウクライナ進行の前後のインタビューをまとめたもの。
 「ウクライナのNATO接近は、ロシアから見ればキューバ危機みたいなもの」「戦争の主体はアメリカとイギリス」というのはなかなか日本のメディアには流れてこない視点。
 「共産主義体制は父権家族社会でのみ成立した」という視点も新鮮だった。日本とドイツは順核家族ではなくその一歩手前だとも。