ウイルス学者の責任 / 宮沢 孝幸

 宮沢先生の2冊めの一般向け書。
 テレビで宮沢先生がウイルスの量の問題をゆうてはって「いや、1つでも入ったら感染やから量関係ないんちゃうの」と思っていたけど、ウイルスが何度も攻撃し続けてやっとで侵入するらしい。いきなりストレートを決められるのではなく、ジャブを食らっているうちに留目のストレートを食らうような感じか。ちなみに受精も精子の連続攻撃によって陥落するしくみだとか。
 1個だけでも体内で増殖する可能性がある細菌とは別の仕組みだとな。
 これを知っただけでもこの本の価値はあった。