巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト (ブルーバックス)
- 作者: 武村政春
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 新書
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一読した限りだとドメインというよりウイルスのでっかいやつの範囲になんとか納まるんじゃないのという印象を受けた。
巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト (ブルーバックス)
一読した限りだとドメインというよりウイルスのでっかいやつの範囲になんとか納まるんじゃないのという印象を受けた。
最近の小林よしのりさんはデモクラシーの理想と現実をよく理解していると思う。
現状では自衛隊は違憲であり、本来なら、憲法は自衛隊を認めるようにとっくに改正されていなければならなかったのだ。
それを護憲派政治家も憲法学者も改憲しないままで合憲と認めてしまった。
あまりにも矛盾だらけで、どうしてこれが憲法9条の範囲なのか、一切わけがわからない。9条は実質的に形骸化し、矛盾によって生じた負荷は、全て自衛隊に押し付けられることになるだろう。
これは常々私も思っている。
自民党憲法草案で天皇・摂政に憲法遵守義務を課していないことについて
天皇を法的な縛りから外すと、巨大な宗教団体ができあがることになってしまう。天皇を憲法第1条にしなくてもいいとか、単なる共和制にすればいいとか思っている国民もいるかもしれないが、現代では天皇を方の中に納めないと危険なのである。
「天皇を法で縛らないと危険」という考えはあまり考えたことがなかった。確かにこの前に述べられているように君主の権力を縛ることから始まっているが、昭和天皇・今上天皇の人柄(?)の前に日本人は油断しているのかもしれない。いつの日か、天皇を利用してなにかを企むやつら、その企みに毅然とした態度を取れない天皇が出てくる可能性がないわけではない。
政治と軍事を司るものが市民であり、いざとなったら戦うという人間だけが、政治のことを語る資格がある。古代の都市国家の時代、民主主義の発祥の地から、これが基本なのだ。
日本で「市民」といえば軍事とは関係ない、平和的なイメージがあるが、本来の意味は国防を担う「国民」である。
このあたりは徴兵制を提唱する三浦麗華が一部の人から蛇蝎のごとく嫌われ罵られるところだけど、最近は日本の平和主義者の中にもシバキ隊みたいな連中が出てきて、少し変わってきたような気もする。いや、シバキ隊は反レイシズムだけど平和主義じゃないのかな?どっちでもええけど。
橋本さんらしさただよう1冊。ただ「タブーはないけどモラルはある」なのでお間違えのないよう。
中身としては初耳的な話は少なかった。
読んでいて「鈴木邦男的だな」と思っていたが、読了後ブックカバーを外して帯の推薦文を鈴木さんが書いているのを発見。納得した。
読み始めて「あれ、専門家の書いた本じゃないのか」とちょっとがっかりしたけど、意外におもしろかった。員弁と猪名川と伊那が製鉄技術をもつ人たちでつながっているというのが一番印象に残っている。
で、読了してしばらくしてこんなニュースが。
滋賀県彦根市教委は17日、市内の「稲部(いなべ)遺跡」(同市稲部、彦富両町)で弥生時代終末から古墳時代初め(3世紀前半)の鉄器工房群の遺構が見つかったと発表した。同時代では他にない規模という。大規模な建物の跡も確認された。
おお、イナベという地名で製鉄遺跡。筆者の次著(あるのか?)ではこのあたりが付け加わるんだろうな。
日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか (朝日新書)
日本で易姓革命が起こらなかった理由を大澤さんは書いているけど、雄略天皇、武烈天皇、平清盛あたりは易姓革命的だと思う。ただ本題である「革命」には相当しないけど。
新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生 (小学館新書)
1巻から6巻までkindleで一気読み。
日本書紀を通読しみて、不自然に感じたところはやはり誰でもそう思うようで、そのあたりを想像力も働かせながら大胆な推理を展開している。特に中臣鎌足の正体については膝を打つものがあった。
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