2022-12-11から1日間の記事一覧

日本中世の民衆世界: 西京神人の千年 / 三枝暁子

日本中世の民衆世界: 西京神人の千年 (岩波新書 新赤版 1942)作者:三枝 暁子岩波書店Amazon 先日取り壊された川井家にはこんな伝統があったのか。 麹の製造販売していて武装もしていた人たちだけど、課税される立場ということは民衆でもええのかな。 つくづ…

性と宗教 / 島田裕巳

性(セックス)と宗教 (講談社現代新書)作者:島田裕巳講談社Amazon 毎回その時のトピックスに合わせてさっと新書を書き上げる島田さんは大したもんだと思う。 イスラムは性に開放的というのを知っただけでも読んだ価値があった。

敗者の古代史 「反逆者」から読みなおす / 森浩一

敗者の古代史 「反逆者」から読みなおす (角川新書)作者:森 浩一KADOKAWAAmazon 学者にしてはエッセイっぽいなあと思っていたら歴史読本の連載を集めたものだった。 古事記/日本書紀に何度か東征が出てきて、そのたびに王権交代が起こっているという指摘が興…

破綻からの奇蹟 〜いま夕張市民から学ぶこと〜 / 森田洋之

破綻からの奇蹟 〜いま夕張市民から学ぶこと〜 (これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ1)作者:森田 洋之南日本ヘルスリサーチラボAmazon twitterの私のタイムラインに度々現れるようになった森田先生の本を読んでみた。これから高齢期に向かってい…

政治学者、PTA会長になる / 岡田憲治

政治学者、PTA会長になる作者:岡田 憲治毎日新聞出版Amazon 昨今のコロナ対策を見ても、学校というのは変更することがとてつもなく苦手だというのがわかるけど、そのなかで奮闘した政治学者の方のお話。政治学というより経営学的な逸話が多い。 小学校の校長…

過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか / 與那覇 潤

過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか (PHP新書)作者:與那覇 潤PHP研究所Amazon ネットでいろいろんな人が一見つながっているような、でも殴り合っているような居心地の悪い状況を「過剰可視化」というキーワードで語っている、のかな。