- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2018/03/08
- メディア: Kindle版
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明治維新までは天皇家は仏教徒だった(というか神仏混淆だった)のは常識の範囲だけど、明治以降も皇室、特に皇后は仏教の信仰活動をしていたのは意外。
戦後、特に平成の天皇について、仏教的な部分を感じて指摘しているのはさすが宗教学者と言うべきか。
あとこの本で大事なのは「神道はそもそもが儀式であって、本来宗教的要素は低い」ってこと。
明治維新までは天皇家は仏教徒だった(というか神仏混淆だった)のは常識の範囲だけど、明治以降も皇室、特に皇后は仏教の信仰活動をしていたのは意外。
戦後、特に平成の天皇について、仏教的な部分を感じて指摘しているのはさすが宗教学者と言うべきか。
あとこの本で大事なのは「神道はそもそもが儀式であって、本来宗教的要素は低い」ってこと。
タイトルの「なぜ?」に関しての答えは「保身のため」という結論。連綿と続く仏教施設が個人の保身のために破壊しつくされたとか、むなしい。「われわれの信仰と相容れないから壊す」という勢力に壊された方がまだ諦めがつくってもんだ。
トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書)
トラクターがなければソビエトを維持することもできなかったんだろうなと考えると、冷戦はトラクターがもたらしたとも言えるな。
どんな時代でも、一部の新しもの好きと大部分の懐疑派に別れるんだなというのもわかる。
プロテスタンティズム - 宗教改革から現代政治まで (中公新書)
ルターの宗教改革って当時のラディカルかと思っていたんだが、意外と穏健派だったのは意外。
プロテスタントの国家アメリカでコンサバティブとリベラルという対象的な考えがあるのもなんとなく納得できた気がする。