日本に古代はあったのか / 井上章一

日本に古代はあったのか (角川選書)

日本に古代はあったのか (角川選書)

 井上さんが専門外の歴史を?と思ったが、中身は持ちネタの京都論だった。そこに西洋コンプレックスとか、戦後のマルクス主義の影響とかが加わって現状があると。
 相変わらず読点が多すぎて、ひらがな表記が多すぎる。引用されている部分とのリズム感が違いすぎる。が、その中に同じようなリズムの文章が。梅棹さんの文章だった。これも一種の京都学派?