シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている (NHK出版新書)
- 作者: 橋爪大三郎
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2017/10/31
- メディア: Kindle版
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- キリスト教は精霊という概念があり、公会議がある。だから人が宗教的なものを決められる。
- カソリックは公会議を開いて人は受精の瞬間に人になると決めた。プロテスタントはそんなことは聖書に書いていないので、生まれるまでは母体の一部と考える。
- 「神の見えざる手」の神はすべてを決定する全知全能の神のこと。「自然の法則」のような意味ではない。
- 自然科学は聖書にも書かれていない神の考えを知ろうとして発達していった。
- カースト制は奴隷制ではない。私有財産を持ち、ファミリービジネスを行っている。
- 聖人君子とは過去の王、君子は現在の知識人のこと。
- 儒教の忠と孝では孝が優先される。
- 宦官と官僚の対立はビザンチン、トルコ、ペルシアでも見られる。
- 日本は世界に認めさせると考えていないので、文明ではなく文化。
- 中国文明では神より天が上。
- 日本の神は「人々を感動させる様々な自然現象」のこと。
- 神仏分離、廃仏毀釈は「神は仏」という都合の悪い想定をなかったことにしようとしてけしかけられた。
- キリスト教徒の国の組織が文書をしっかり残すのは最後の審判の時に紙に説明しなければならないという前提でものを考えるから。説明責任も同様。