愛と暴力の戦後 / 赤坂真里

愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書)

愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書)

 読んでいて「鈴木邦男的だな」と思っていたが、読了後ブックカバーを外して帯の推薦文を鈴木さんが書いているのを発見。納得した。

伊勢と出雲 / 岡谷公二

伊勢と出雲: 韓神(からかみ)と鉄 (平凡社新書)

伊勢と出雲: 韓神(からかみ)と鉄 (平凡社新書)

 読み始めて「あれ、専門家の書いた本じゃないのか」とちょっとがっかりしたけど、意外におもしろかった。員弁と猪名川と伊那が製鉄技術をもつ人たちでつながっているというのが一番印象に残っている。

 で、読了してしばらくしてこんなニュースが。

mainichi.jp

滋賀県彦根市教委は17日、市内の「稲部(いなべ)遺跡」(同市稲部、彦富両町)で弥生時代終末から古墳時代初め(3世紀前半)の鉄器工房群の遺構が見つかったと発表した。同時代では他にない規模という。大規模な建物の跡も確認された。

 おお、イナベという地名で製鉄遺跡。筆者の次著(あるのか?)ではこのあたりが付け加わるんだろうな。

日本史の謎 / 大澤真幸

日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか (朝日新書)

日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか (朝日新書)

 日本で易姓革命が起こらなかった理由を大澤さんは書いているけど、雄略天皇、武烈天皇、平清盛あたりは易姓革命的だと思う。ただ本題である「革命」には相当しないけど。

新史論/書き替えられた古代史 / 関裕二

新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生 (小学館新書)

新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生 (小学館新書)

 1巻から6巻までkindleで一気読み。

 日本書紀を通読しみて、不自然に感じたところはやはり誰でもそう思うようで、そのあたりを想像力も働かせながら大胆な推理を展開している。特に中臣鎌足の正体については膝を打つものがあった。

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unattended-upgrade in progress during shutdown, sleeping for 5s

 xubuntuのシャットダウンがうまくいかない。「unattended-upgrade in progress during shutdown, sleeping for 5s", 」とメッセージを出して止まってしまう。たまにうまく行くけど。

bugs.launchpad.net

This fix is needed to make sure that the system does not hang on shutdown when /var is a speparate file system

 たしかに/varは別パーティションになっている。

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